初夏の鎌倉の混雑

初夏、心地よい季節になりました。この時期の天気の良い日、鎌倉の海に、と考える方は多いようです。気持ちよく過ごしていただきたいな、と住人として願うのですが、このまちは駅や公衆トイレ、ベンチなど観光客向けのインフラが少なく、キャパ(快適に人をお迎えできる容量)が小さいなか、今年も多くの観光客がいらっしゃいます。そんな状況をお知らせします。出発時間やコースを検討して、楽しい時間を過ごしてくださいね。

umi1

ゴールデンウィークから引き続き鎌倉は多くのお客さまをお迎えしています。

umi2

5月後半は散策、ショッピングやランチグルメ目的のお客さまが多いようで、土日は鎌倉駅から鶴岡八幡宮周辺、とりわけ小町通りは歩行者で混みあっています。一方「海を見にふらりと鎌倉へ」車で出かける方もこの時期けっこう増加します。週末の11時前後から鶴岡八幡宮方面は混みはじめ、夕方の朝比奈方面は大渋滞です。海沿いの県道134号線も混雑します。とくに現在、鎌倉高校付近の西行きを2車線にするため七里ガ浜の擁壁の工事中で、平日でも時間によって、土日は観光車両で10時以降は渋滞中です。車の場合は早めに出発し、目的地の手前で車を降りて鎌倉散策を楽しまれることをお勧めします。

6月は平日でも修学旅行の学生を含めて来訪者が多い季節です。アジサイを楽しもうという人で北鎌倉明月院付近は人出があります。周辺は週末、車の進入禁止なので、混んでも「危険」を感じるほどではありませんが、八幡宮方面に徒歩で行く場合、歩道は狭いので譲り合って。

花とさらに海も楽しもうと言う人で混雑するのが江ノ電。出発の鎌倉駅付近は言うに及ばず、名刹・高徳寺(大仏)や長谷寺のある江ノ電「長谷駅」、TVで高名になった「極楽寺駅」周辺は開花の頃は歩道でのすれ違いがたいへんなほどの人出です(高名な成就院の参道はH29年まで改修工事、アジサイはお休みです)。土日の江ノ電鎌倉駅は天気が良い日はディズニーランドのアトラクションに乗るくらいの待ち時間、混み具合と考えてください。

けれども長谷寺、極楽寺付近だけが鎌倉らしい海や花の景色を見られる場所というわけではありません。鎌倉の海岸線はそれなりの長さで海岸ごとに特徴があります。この際だから、混雑する場所は避けて、この季節まだ人の多くない腰越や材木座付近の海岸に行ってみては? このまちの穏やかな風情を楽しめそうです。ただし初夏、秋はトンビが多いことでも知られます。海岸での飲食は上空から狙われるので要注意。

森歩き2

あじさいも?!…と心配しないで。鎌倉ではありがたいことに、たいてい道端に地域の人が手入れしたあじさいその他のステキな花樹が見られます。もっと植物を!と思われる方は、コソガイのアウトドアの記事など参考に緑地やハイキングコースを散策するのも楽しいと思います。内陸部は比較的すいていますから。

鎌倉の緑地など

材木座和賀江島での磯遊び

(2014年6月記、2015年5月改訂、2019年10月リンク修正)

投稿者:CanCan

すいている時期の鎌倉散策の記事は >>こちら
鎌倉の海岸の紹介記事は >>こちら

コメント