放課後かまくらっ子〜鎌倉市の小学生の居場所

放課後かまくらっ子とは

鎌倉市には、小学生が放課後や夏休みなどの長期休暇に安全に過ごせる場があります。

1)放課後子どもひろば(アフタースクール)
すべての児童が見守りがある中で過ごせるもの

2)子どもの家(学童保育)
保護者が放課後に不在となる小学生を預かってもらうもの

この2つを総称して「放課後かまくらっ子」と呼んで同じ建物、同じ支援員(スタッフ)で運営しています。1)2)両方の事業(サービス)が同じ「放課後かまくらっ子」なのでちょっと混乱しますね。

各小学校の学区ごと、学校の近くにこの「放課後かまくらっ子」のための専用の建物があります。ただ二階堂は鎌倉青少年会館内、小坂は子育て支援センターと共用です。

建物にはプレイルーム、図書室などもあり自由に遊ぶことができます。そこを拠点としてさらに学校の校庭、体育館、近所の公園、海や近くの緑地などで遊ぶこともあります。支援員(スタッフ)が見守っています。「放課後かまくらっ子」参加中のケガ等は保険で補償されます。

利用の際は学区の「放課後かまくらっ子」に登録が必要です。公立校だけでなく私立・国立校の子どもも登録・利用できて、その場合は住所の学区の施設に登録します。

放課後に小学校から直接「放課後かまくらっ子」施設に行きます。入退室すると保護者にメールで連絡されます。家に帰ってから利用することはできません。

この事業は指定管理制で、公募で選ばれた事業者(企業)が各施設を運営しています。運営者ごと地域ごとにそれぞれ特徴があります。

また地域によって利用人数に大きく差があります。大船、深沢、玉縄、小坂などはかなり利用者が多いです。西鎌倉は施設が小さく希望者の割に定員が少ないため、2026年現在学童保育の待機が出ています。

利用要件、開所時間、料金などは、鎌倉市が出しているリーフレットに記載されています。

放課後子どもひろばについて

放課後子どもひろば(アフタースクール)は放課後や夏休みなどに小学生が過ごせる場です。

  • 学校がある日は放課後から、長期休暇中や土曜日は朝8時30分から、夕方17時(10月~3月は16時30分)まで利用できます。
  • 日・祝、年末年始と臨時休校日は休所。学級閉鎖の時は利用できません。
  • 各学区の全児童が対象です。年度ごとの登録と利用回ごとに保護者の承諾が必要です。
  • 利用は無料ですが、年間で保険料500円がかかります。
  • 建物内のプレイルームや図書室で自由に過ごすほか、庭があればそちらを使ったり、小学校の校庭に行って遊んだりできます。
  • 小さなイベントやプログラムがありさまざまな体験ができます。体育館、近所の公園や緑地、海に行く場合もあります。施設ごとに内容は異なります。
  • 一時外出はできません。退室するとその日はもう利用できません。
  • 「放課後子どもひろば」ではおやつはありません。
  • 給食がない日や休校日はお弁当を持参して食べることができます。
  • 一学期のはじめは利用が多いようです。プログラムがある日は利用者が増えるそうです。
  • 小学校開校日の平日午前と土曜日に乳幼児親子を受入れています。以前あった「子ども会館」と異なり、放課後の幼稚園児や中学生、他学区の小学生の利用はできません。

さらに詳しい内容は下のQ&Aをご覧ください。

子どもの家について

子どもの家(学童保育)は保育が必要な小学生を預かり、遊びと生活の場を提供しています。

  • 月〜金は18時(延長19時)まで預かってもらえます。土曜日は17時30分まで。休校日の早朝利用もあり、子どもひろばよりも長時間利用できます。
  • 臨時休校日や学級閉鎖の時にも利用できます。日・祝、年末年始は休所。
  • 利用条件があり、登録の申請には就労証明等が必要になります。施設ごとに定員があり、待機になることもあります。
  • 利用料は月額7500円、早朝/延長は各100円。(おやつ代は別途)
  • 連絡ノート等を使って利用日や入退室時間を支援員が事前に把握しています。
  • 申請があれば、塾などの習い事で一時外出ができます。
  • 子どもの家の子もひろばの子と一緒に遊んだり、プログラムに参加できます。
  • 「放課後かまくらっ子」の建物に「子どもの家」という部屋が併設されて、学童保育の場になっています。ひろばの子はこの部屋に入れません。
  • 「子どもの家」では長時間子どもが過ごすため、安心できる家庭的な雰囲気を心掛けているそうです。家の子専用のおもちゃ、おやつが提供されます。
  • 給食がない日や休校日の昼食は「子どもの家」でお弁当を食べます。長期休暇中はお昼に仕出し弁当を頼むこともできます。
  • 低学年の利用が多く、学年が上がると子どもひろばに移行する子もいます。

さらに詳しい内容は下のQ&Aをご覧ください。

放課後子どもひろばと子どもの家の違い

違う部分だけを簡単にまとめてみました。

放課後子どもひろば(アフタースクール)子どもの家(学童保育)
対象者全ての児童保護者の就労・介護等がある児童
定員なしあり
終了時間17:00まで(10-3月16:30まで)19:00まで(延長利用)
開始時間(夏休み等)8:30から 7:15から(早朝利用)
基本料金年500円(保険料として)月7,500円(保険料込)
専用スペースなしあり
おやつなしあり(別料金)
仕出し弁当(夏休み等)なしあり(別料金)
利用日の予約不要(一部施設を除く)必要
予定日に来なかったら利用できない保護者に連絡、捜索する
予定外に来たら利用できない保護者に連絡、対応する
連絡ノートなしあり
一時外出できないできる(要申請)
帰るとき子どもが自分で時間を確認時間になると個別に声掛け
臨時休校時利用できない利用できる

放課後かまくらっ子Q&A

放課後かまくらっ子について、気になったことをQ&A方式でまとめてみました。

用語の説明

鎌倉市が行っている、放課後や夏休みなどに小学生が過ごす居場所事業です。学区ごとに設置され、登録した児童のみが利用できます。

「放課後子どもひろば」と「子どもの家」の2種類があり、両方を合わせて「放課後かまくらっ子」と呼びます。

放課後子どもひろば(アフタースクール)は、小学生が放課後帰宅せずに夕方まで見守り付きで過ごせる場です。施設や校庭で遊んだり、多様な体験・活動に参加できます。

その学区の全児童が対象です。私立・国立小の子は住所の学区の施設に登録します。

無料で利用できますが、保険料として年500円かかります。

子どもの家(学童保育)は、保育が必要な小学生を預かり、遊びと生活の場を提供するサービスです。また、施設内にある学童保育専用の部屋(子ども室)のことを「子どもの家」といいます。

保護者・子ども共に市内に在住で、小学校に就学していて、親の就労や疾病などで日中家庭で養育ができない児童が対象です。

月額利用料7,500円(保険料込)、早朝・延長利用料は1回100円。別途おやつ代がかかります。

プログラムは「放課後子どもひろば」で支援員や地域の大人などが子どもたちに様々な体験の機会を提供する企画(イベント)です。基本は無料で週1回程度行われます。

学童保育とアフタースクールの子が一緒になって、希望者のみ参加します。一部のプログラムでは当日の来所者全員参加になります。

工作、ダンス、スポーツ、ゲーム大会、遠足、お祭りなどがあります。内容により、体育館や近隣の緑地、海などを使うこともあります。施設ごとに内容は異なります。

臨時休校や学級閉鎖になるとアフタースクールはお休みで、学童保育だけ開所します。

その場合に限り、利用要件を満たしたアフタースクール登録者が学童保育を臨時利用できます。リーフレットに詳細が書いてあります。

活動場所・利用時間について

学校内または学校の近くにある施設で、各小学校区に1つずつ設置されています。遊具のあるプレイルーム、図書スペース、食事の時に利用できる部屋などがあり、一部の施設には庭も付いています。

建物内では外履きの靴は脱いで入ります。施設によって、靴下を脱いで裸足になる、上履き着用など、ルールが違います。

以前は、学校外にある施設では地域の児童館「子ども会館」が併設されていましたが、アフタースクールの開設に伴って「子ども会館」は閉鎖し、「放課後かまくらっ子」専用の施設となっています。

建物は建設時期により差があります。広さや部屋数も施設ごとに違います。

昔の建物は設備に古い部分もありますが、設計に工夫を凝らしたつくりです。施設の庭または隣接の公園があり、学校から離れていても日常的に外遊びができます。

かまくらっ子の実施後に建てられたところは学校敷地内か隣接で、校庭にすぐ出られるようになっています。

学校規模や立地条件により利用人数に大きく差があり、多いところでは毎日100名以上が利用しています。運用上のルールも各施設によって違います。

選べません。子どもが在籍する小学校区の施設になります。私立・国立の場合は居住地で決まります。

平日は放課後から、学校休校日(長期休暇や代休日等)と土曜日は午前中からで、それぞれ時間が異なります。日曜祝日年末年始はお休みです。

アフタースクール
学期中の月〜金は放課後〜17時(10-3月は16時30分)、休校日と土曜日は8時30分~17時(10-3月は16時30分)。臨時休校や学級閉鎖の時は休所です。

学童保育
学期中の月〜金は放課後〜18時(延長19時)、休校日の月〜金は8時~18時(早朝7時15分〜延長19時)、土曜日は8時30分~17時30分(早朝7時30分〜延長不可)。

校庭や体育館は地域のサークルなどにも貸し出すため、かまくらっ子がいつも使えるわけではありません。学校側と調整して利用しています。

校庭は日常の外遊びにも使いますが、体育館の利用は主にプログラムの時になります。

放課後の利用時間は、高学年の授業が終わった後から夕方までです。

土曜日は学童施設のみで開所し、学校施設は利用できません。

夏休みや運動会代休日等の学校休校日も、月〜金は利用できますが、学校ごとに利用可能時間帯は異なります。なお、お盆期間中は学校関係者不在のため利用不可です。

プログラムとして、近所に出かけたり海や山で活動することがあります。地域により特色があります。

登録について

学童保育・アフタースクール共に事前登録が必要です。学童保育では就労証明書など入所の必要性を証明する書類を提出します。

各施設に直接申し込みます。申込の注意点などは、鎌倉くらしと子育てガイドのページをご覧ください。

学童保育は施設ごとに定員があります。利用者が多い施設では登録できずに待機となることがあります。アフタースクールに登録して空きが出るのを待ちます。

アフタースクールは定員がなく、すべての児童が登録可能です。

登録後の利用方法

学童保育は利用日の予約が必要です。病気などで休む日や、習い事などの都合で早く帰る時刻については、保護者が施設に連絡しておきましょう。連絡方法は施設により違います。

アフタースクールは一部の施設を除き予約不要です。保護者と子どもで話し合って、行く日と帰る時間を決め、保護者が参加カード(A4くらいの紙)に記入して当日持たせます。

学童保育では予約した時間に子どもが来なかったら、職員が保護者と連絡を取りながら探しに行きます。予定外の日に来た場合は、保護者に連絡して対応を相談します。

アフタースクールは基本的に職員が予定を把握していません。保護者が行かせるつもりでも子どもが施設に行かなかったり、参加カードを忘れたら、その日は利用できません。

プログラムの多くは事前の参加申込が必要です。一部は実費程度の負担があります。定員があるプログラムでは希望者多数により抽選となることもあります。

参加するかどうかは、保護者と子どもで話し合って決めます。申込方法は施設によって違います。

申込不要で当日参加できるもの、来所者全員参加のプログラムも一部あります。

プログラムの予定や申込用紙は施設で配布されています。プログラムカレンダーは市のHPにも掲載されています。

当日の過ごし方

学校から直接学童施設の受付に行き、参加カード(学童保育では連絡ノート)を提出します。職員が確認し添付のコードをスキャンして利用開始すると、保護者にメールが送られます。

いったん家に帰ってから施設に行くことはできません。学童保育の子に限り、利用予定日に間違って家に帰ってしまったら、職員が保護者と連絡して対応を相談します。

学童保育・アフタースクール共に、施設内にランドセル等の荷物を置くロッカー・かごがあります。

基本的には学童保育とアフタースクールの子が一緒になって、大人の見守りのもと、学童施設内で自由に遊びます。

委員会や係など子ども主体の活動を行うところもあります。学習時間を決めていても、宿題をやるかどうかは子ども次第です。職員が勉強を見ることはありません。

プレイルームや図書室には、おもちゃやボードゲーム、ぬりえ、工作などの道具、本、漫画、机やクッションなどがあります。庭がある施設では外遊びもできます。夏に小さなビニールプールを出して、水遊びをする場合もあります。

学童保育専用スペースにはアフタースクールの子は入れません。学童保育の子専用のおもちゃもあります。

校内や学校に隣接した施設では校庭でも遊びます。校庭に出るときは、時間を決めて希望者を集めて職員が引率します。体育館は予約が必要なため、普段の遊びで使用することはほとんどありません。

プログラム、学童保育のおやつの時間などには、該当する子どもだけが集められ、他の子はそのまま自由遊びを継続します。

下校時に施設に来るときは、施設に近い学校の通用門に警備員が立つなど安全に配慮しています。門を出てから施設までは一番離れている施設で徒歩5-6分、通常の下校と同じように子どもだけで歩きます。

離れた施設から学校へ行くのは基本的にプログラムの時で、職員付添のもと行き来します。子どもだけで移動することはありません。

学童保育登録児童のみ、一時外出届を出せば一時外出可能です。アフタースクールの子は、一度退室してからの再入室はできません。

給食がない日の午後や、土曜日や夏休みにお昼をまたいで利用する場合はお弁当を持っていきます。学童保育の子は専用スペースの机で食べます。アフタースクールの子が食べる場所は施設により違います。

アフタースクールの子が自宅でお昼を食べるために退室したら、再入室はできません。

学童保育のみ、長期休暇中などに仕出し弁当を注文することができます。注文や支払い方法は指定管理者によって違います。土曜日には仕出し弁当の提供はありません。

学童保育では指定管理者がおやつを提供します。おやつ代は利用料と別にかかります。食べなくても固定料金だったり、利用回数に応じて金額が変わったり、料金や徴収方法は指定管理者によって違います。

保育園のような調理場はなく市販のお菓子がほとんどで、アイスやジュースを出すこともあります。数種類から選ばせているところもあります。おやつの保管のために冷蔵庫があります。アレルギーがある場合を除き、おやつの持ち込みはできません。

アフタースクールの子におやつはありません。持ち込みもできません。

水筒を持参します。水道の水は自由に飲めます。

学童保育では湯沸かしスペースで麦茶を淹れて、おやつの時間などに提供しています。

帰る前に受付で参加カード(学童保育では連絡ノート)を受け取ります。職員が確認し添付のコードをスキャンすると、保護者にメールが送られます。

アフタースクールでは、帰る時間を子どもが自分で確認します。原則16時から30分ごとに放送で全体に呼びかけて帰宅させています。

学童保育では、保護者が連絡した帰る時間になると職員が個別に声をかけます。夕方の延長利用では、保護者か代理人のお迎えが必要です。

管理体制

施設のプレイルーム・図書スペース、学校の校庭など、子どもがいる活動場所ごとにそれぞれ職員を配置して目が届くようにしています。その他に、地域のボランティアも見守りに参加することがあります。

それぞれの施設の指定管理者である民間業者が、管理・運営を行っています。

「放課後かまくらっ子」全般に関する問合せは青少年課(0467-61-3886)が窓口となります。学校は関係ありません。

登録の申込、利用上の連絡などは、各施設に直接行います。

公募のタイミングで指定管理者が変わることがありますが、それまでの職員の多くは継続して雇用されます。子ども達の過ごし方もあまり変わらないようです。

入退システム、学童のおやつ代、仕出し弁当業者は変わります。同じ指定管理者の合同イベントなど、一部のプログラムは変更になります。

運用の大部分は各施設職員に任されているため、指定管理者の違いよりも施設ごとの差の方が大きいようです。

放課後かまくらっ子運営者(指定管理者)が見守りの責任を負います。学校やボランティアに責任はありません。

運営者は保険(賠償事故補償・損害事故補償)に加入しており、活動中および、来所・帰宅途中の往復途上の事故等も補償の対象です。

施設によって細かい部分は異なります。詳しくは施設に直接お問い合わせください。

施設一覧・その他の情報

放課後かまくらっ子各施設の詳細は別記事でレポートしています。

乳幼児親子の利用についてはこちら。

鎌倉の学童保育状況、施設一覧、申込方法と、私立の学童保育などは、鎌倉くらしと子育てガイドのページをご覧ください。

鎌倉市のページはこちら。

投稿者:CanCan、プー

記事公開 2021年3月
一部更新 2022年4月
一部更新 2026年2月
再取材・全面更新 2026年5月

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