西鎌倉子ども会館

2020年3月末で子ども会館は閉館。2020年6月より、地元有志による施設の再利活用プロジェクトで「西鎌みんなの家」として運用開始。

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モノレールの西鎌倉駅から徒歩7分。住宅地の中にある瀟洒な学校のような作りの西鎌倉子ども会館は、長年児童の遊び場として親しまれてきました。同館は西鎌倉小学校の学童保育施設「にしかまくら子どもの家」を併設していましたが、H29年8月より子どもの家の機能が西鎌倉小学校の敷地内に移されたことにより、小学生の利用率が激減。そのため、現在は、小学生向けのイベントを増やしつつ、より多くの子どもたちが利用できるように、部屋の使用を変えたり、乳幼児が親子で楽しめるイベントなども開催されています。

1S3A0930会館の運営は、にしかまくら子どもの家の移転に伴い、㈱シダックス大新東ヒューマンサービス(図書館運営、学校給食業務など公共施設や自治体向けのサービスの受託を数多く展開)が市の指定管理者制度による指定を受けて行っています。この他にも、いまいずみ子どもの家、岩瀬子ども会館を担っていて、6月からは放課後子どもひろばふかさわ、ふかさわ子どもの家を、12月からは放課後子どもひろばせきや、せきや子どもの家も運営することになっているそうです。

1S3A0921室内は、1階には板張りでボール遊びも出来る広々とした吹き抜けのプレイルームがあり、子どもを自由に遊ばせつつ、ママ同士でおしゃべりをしたり、子育ての先輩であるスタッフと話をすることも出来ます。また、学校が終われば小学生たちが雨の日でも気にせず身体を動かせる空間にもなっています。

2階には図書室と和室があり、図書室には今まで椅子と机を置き、児童向けの本を充実させていましたが、乳幼児も安心して利用できるようにイスと机を階段上の踊り場に移動させ、床をカーペット敷きにし、ボールプールやおもちゃ、絵本などを増やしたそうです。

1S3A0912図書室では主に月に2回ほど絵本の読み聞かせや歌・手遊びなどが行われています。取材の日は、5組の親子の参加でしたが、スタッフの方々と一緒に和気あいあいとアットホームな雰囲気で楽しんでいました。同じく2階の和室は16畳ほどの広さがあり、今までは子どもの家のスペースでしたが、現在は常時利用者に開放され、週1回は産後のママのボディケアや赤ちゃんとの絆を深めるベビービクスなどが開かれています。和室ではお昼やおやつなどの飲食も出来るそうです。

この他、月に一度の子育て中のママたち親子の自由なおしゃべり場「すくすく親子広場」や小学生の子どもたちには、子ども工作教室やディズニー短編アニメ、日本昔話、童話などの「16ミリ子ども映画上映会」なども開かれています。
近隣には駐車場がなく、車での来館は出来ませんが、お天気の良い日に自転車やベビーカーでお散歩がてら利用してみるとよさそうです。

今年度から始まる「放課後かまくらっ子」の取り組みにより、小学生は放課後一度家に帰らなくても校庭や体育館などで過ごすことが出来るようになっていく中、子ども会館のあり方も、乳幼児の子育て支援の場として、不登校児のたまり場として、中学生の居場所として、子どもという枠を外した地域の多世代サロンとしてなど改めて考えていかなければならない時に来ているのかもしれません。

※イベントの開催日、開催内容などの詳細は、
http://kmspot.kids.coocan.jp/jyouhou.htm#koshigoe
へ(かまくら子育てメディアスポット<地域別イベント>講座・イベント新着情報を参照)

投稿者:CanCan


<西鎌倉子ども会館 2008年02月14日レポート>

モノレール西鎌倉駅からほど近い住宅地の中にある瀟洒な2階建ての建物。プレイルームは1階にあり天井が高くおしゃれな雰囲気で広々。2階にある図書室には机といすのほかソファーもあり室内は明るい。

住所:鎌倉市津西1-16-36
電話:0467-32-8637

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西鎌倉小児童対象の学童施設、「にしかまくら子どもの家」併設。子どもの家部分は落ち着いた雰囲気。小学校からは住宅地沿いの道を通って徒歩15分ぐらい。


(←子どもの家専用スペース。子ども会館の2階部分)

※「にしかまくら子どもの家」は平成29年8月より西鎌倉小の敷地内に移転しました。

子どもの家・放課後子どもひろばを合わせた「放課後かまくらっ子」について詳しくは別記事をご覧ください。

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