伊東雅江さんの鎌倉カレンダー 2023

新年に新しいカレンダーを飾る時は、美しい景色や新しい出会いが見られそうで、嬉しくなります。昨年12月に届いた画家の伊東雅江さんの鎌倉カレンダー。今年は、佐助稲荷から始まっています。

鎌倉カレンダー佐助稲荷

赤い鳥居の連なりが美しくて深い佐助稲荷。その左側では干支のうさぎ君が、なぜか大根をもって狐のおいなりさんと向き合っています。漁師の源十郎が狐のお告げで大根を植えた後に疫病が流行り、この大根を食べると疫病が治るということで大成功した、というこのお稲荷さんに伝わる江戸時代のエピソードにちなんだもの。

鎌倉カレンダー大船観音

伊東さんの絵は聞き取りや資料に基づいて、古くて新しい鎌倉の情景を私たちに見せ、伊東さん自身のエッセイのような文章でエピソードを伝えてくれます。今年も大船観音、扇湖山荘(せんこさんそう)、芸術館、中央公園の半夏生となじみ深いものから、どなたかの邸宅まで、美しい景色が並んで、毎月新しい物語に出会える絵本のようで楽しい。

ありがたいことにこのカレンダー、川喜多記念館、たらば書房の他に、今年は鎌倉芸術館でも販売しているそうです。

鎌倉カレンダー鎌倉芸術館

投稿者:CanCan

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