赤ちゃんステーション

赤ステ1毎週水曜日、今泉台の一軒のお家にたくさんの赤ちゃんとママが集います。ここは「赤ちゃんステーション」。新米ママが社会へ出てゆくのを応援したいとの思いから、家族以外の社会に出会う場所として、地域の先輩たちが週1回運営しているフリースペース(たまり場)です。もともとは地域サークル・母親クラブがおけいこ事や子供文庫のために借りたお家ですが、それを赤ちゃんステーションが毎週借りてママ達に開放しています。

赤ステ2ここでは保育や特別ななにかはしません。ただ先輩たちが窓を開けて親子を迎え、声をかけて見守ってくれるなか、差し入れてくれたお茶をいただきながら、皆でゆるゆると楽しむのです。一室の児童文庫では読み聞かせをするママやおもちゃで遊ぶ子もいます。日当たりのよい庭は幼児の絶好の遊び場。かくれんぼしたり、植物の種を発見したり。縁側で見守るお母さんたちは最低限の安全だけ気にかけて、子どもたちの「探検」に任せています。

赤ステ3赤ちゃんステーションは自治会や市が積極的に関与するわけでもなく、数名の有志が始め、約10年続きました。毎回テーブルの上に置かれるノートには訪れた親子の名前が書き込まれます。4冊分の記録は共にゆったりと過ごした時間の記憶でもあります。

赤ステ4来年新しく自治会館ができることに伴い、この会も移動し、お母さんたちの自主運営として引き継がれます。近所の先輩が、新米親子に提供してきた場「赤ちゃんステーション」。それは子どもたちが、地域から人生の最初に受け取るあったかいプレゼントなのでしょう。

赤ちゃんステーション
http://imaizumidai.org/4-5-30baby-station.html

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