鎌倉 無有館

鎌倉テラス・無有館

鎌倉駅から徒歩6分ほどの扇ガ谷の豊かな緑を抱く静かな山の手に建つ、広大で瀟洒な邸宅。「鎌倉 無有館」と名付けられたこの建物は、広々とした庭と品の良い洋風の外観を備えています。

広い玄関から内部に入ると、スタイリッシュな階段や光をふんだんに取り入れる大きな窓とアクセントのきいた照明や上品なカーテンのあるリビング、和風の茶室のしつらえの部屋も見られます。本物の重厚な素材を使いながら、どこかほっとするような居心地の良さが感じられるのは、この建物が「暮らす」ために作られているからかもしれません。

無有館室内、パーティ会場にも

管理の担当者のお話では、もともと一般のご家族が住まわれていたところを、昨年に医薬品開発にかかわる業務を得意とするEPSホールディングスが譲りうけたのだそうです。

当初は会社の福利厚生施設としての利用を想定していたそうですが、地域や建物の雰囲気を受けて、環境ごと守り伝えていきたいと考えるようになり、地域とのつながりを大切にするグループ会社が管理を担当することになったのだとか。

地域の方やつながりのある方にも開いて、特別な日の少人数での集まりや打ち合わせ、企業の研修や撮影用と言ったゆっくりとくつろげるスペースとして活用していただくことも可能になった(応談)、とのことでした。

お庭で写真撮影

訪問したある時はフォトウエディングのロケーション撮影が行われ、また少人数での打ち合わせなどが持たれていました。緑の懐に抱かれて、鳥のさえずりや木々のさざめきが聞こえる中で、撮影でも会議でもとてものびやかで気持ち良さそうです。

ちょっとした集まりに

開放感と同時に守られていると感じられる無有館。穏やかに静かに過ごせる場になっていきそうな予感がしました。

無有館 名前の由来

「無一物中無尽蔵(むいちもつちゅうむじんぞう」は禅の思想である。無の中に全てが有る。京都の哲学者田辺元も、西洋哲学を究めたすえに禅の境地に到達した、曰く「有即無。無即有」と。無は全てを包摂する。

~中略~

無有館は、我々が「日に新たに」を志向してともに歩みながら、ときに憩い、ときに議論し、ともに未来を遠望する楼台である。

鎌倉 無有館
鎌倉市扇ガ谷1-4-16
鎌倉テラス無有館から名称変更

EPSホールディングス株式会社の福利厚生施設のため、現在、一般見学・公開はしておりません。

2024年7月

投稿者:CanCan

コメント

  1. ゴッド より:

    ドラマを観ていてどこの館なのかと思っていました。
    とても素晴らしい建物ですね!
    行ってみたくなりました。