東慶寺

600 北鎌倉から歩いてすぐ、表通りから参道をから少し入った境内で四季折々の花が参拝客を迎える東慶寺は「駆け込み寺」「縁切り寺」として知られた臨済宗建長寺派のお寺です。
今から約730年前、弘安8年(1285)に北条時宗夫人の覚山志道尼が尼寺として開きました。女性の側からは離婚もままならなかった江戸時代には、この寺に駆け込み3年間修業すれば夫と離婚できたのだとか。そんな「女人救済の駆込寺」でしたが、明治初期に縁切りの寺法は廃止となり、その後、尼寺の歴史も幕をとじ、明治38年に釈宗演禅師が入寺、中興開山となって、新たに禅寺として歩まれてきました。「縁切り寺」としての歴史には終止符を打ちましたが、その精神は女性を大切にするお寺として今も受け継がれています。

IMG_9989東慶寺は梅雨時の紫陽花、秋の紅葉をはじめ、花々が参拝客を迎える風光明媚な境地であると同時に、裏山にある「近代日本最大の仏教者」と称される鈴木大拙氏の蔵書を納めた「松ヶ岡文庫」など、世界的禅文化の発展の拠点としても有名です。

<年中行事>
4月8日には「花祭り」が行われ、本堂前にて花御堂のお釈迦様にお参りができます。
9月の十五夜には「十五夜観月会」が開かれます。
大晦日の「除夜の鐘」では、午前0時より鐘楼にて「除夜の鐘」を撞くことができます。

IMG_5924<催事体験教室>
座禅の体験教室を始めとして、写経、茶道、香道など各種の体験教室を催されています。
初心者可。詳細はホームページへ。

東慶寺
0467-22-1663
鎌倉市山ノ内1367
»http://www.tokeiji.com/

投稿者:CanCan

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