神奈川県立フラワーセンター大船植物園は、ネーミングライツ・指定管理者制度を導入し、「日比谷花壇大船フラワーセンター」として2018年4月1日リニューアルオープンしました。
ゲートを入ると緑の広々とした空間が広がることも、蓮池や築山があり、芝生の広場や大温室があることも変わってはいません。バラ、シャクヤク、菖蒲、ユリなど自慢の花も咲いています。
木々が少し間引かれ、園内の要所にカラフルな寄せ植えポットが増えました。夏の蓮の花、秋のハロウィンカボチャなどの季節のデコレーションやイルミネーションが設置され、エンターテインメント性の高い「見せる」パークへと変わったのだと感じます。何よりスマホで撮影している人の多いこと! 手入れされた緑地は美しい背景として活かされ、楽しい「映え」スポットになったのです。
日比谷花壇フラワーセンターになって力を入れているのは「園長花さんぽ」。公園の造園を全国で手掛けてきた園長の榎本さんと担当の方が、その時々の植物をテーマにして、20~30人ほどの参加者にうんちくを語り散策します。夏は同園が200種類以上も保有する蓮の花の開花時間に合わせて、朝7時から開園し、早朝の園長花さんぽで蓮の花についてレクチャー。お花好きにはタマラナイ!
見過ごせないのはリニューアルオープンしたレストハウス。アルジャーノンという花束の似合いそうな名称で、おいしいタコライスやおでんが楽しめます。鎌倉サイダーや各種ジュースに加え、ビールなど大人の飲み物も充実。ウッドデッキのテラスが広々していて、そこでの飲食は気持ちいい。
年間パスの設置(2,000円で1年間入り放題)やイベント、夜の開園など、あるものを強化し、アイディアで植物を美しく演出し、見て、感じて楽しめる公園に生まれ変わったフラワーセンター。 植物の研究や育種・育苗を行っていた関谷の圃場は閉鎖し、植木市もなくなりましたが、 タイムリーな開花情報も充実して目が離せないスポットに生まれ変わりました。
大船フラワーセンターの歴史や役割については、鎌倉むかし物語のユリの話の中で触れています。
投稿者:CanCan
<県立フラワーセンター大船植物園 2008年02月レポート>
入場ゲートをくぐると、目の前がぱっと開けて、手入れされたひろ〜い芝生の広場が! 子どもはでんぐり返ったり、寝そべったり、こっそり木登りしたり。お弁当を持ってピクニックも気持ちがいい。
季節によって花々は植えかえられていて、いつ行っても何かが咲いています。もともと農業試験場の観賞植物の生産振興のために開設されたので、植物の種類が豊富。バラ園やボタン園は品種改良されたさまざまな種があって、満開時には息をのむほど美しい。植物それぞれにユニークな名前が付いて生み出した園芸家の愛情も伝わります。
最近話題の玉縄桜の発祥の地でもあり、2月後半から桜が開花するので長期間花見が楽しめる。家族連れにぴったりのスポット。
毎月園芸相談や楽しい講座が開かれ、フェスティバルなどのイベントも。敷地内には花壇、芝生、温室、展示場、食堂、売店もあり、植物の苗もここで安価に購入できます。
■住所:鎌倉市岡本1018
■電話:0467-46-2188
■開園時間:9〜17時 11-2月は9〜16時
■休園日:第二・第四月曜日(祝日の場合は火曜にふりかえ)、年末年始
■入園料:学生・20歳未満/200円 20歳以上/400円
■有料駐車場あり
■ホームページ:https://www.fcofuna-kanagawa.jp/
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