玉縄小にユリを植えました

今年9月に資料展「海を渡った鎌倉のユリ」を開催したところ、テッポウユリの原産地・沖永良部島からたくさんのユリの球根をいただきました。地域有志とコソガイによる玉縄ユリ・プロジェクトでは「ユリの里」復活を目指してこの球根を育てていきます。このたびはその手始めとして、ユリと縁が深い玉縄小学校に植えることになりました。

うららかな小春日和の12月7日、植え付けを行うのは玉縄小の1年生93名です。ユリの専門家やご近所の皆さんもボランティアとして参加してくださいました。

玉縄小学校中庭
冬でも花がいっぱいの中庭で
ユリの専門家、永留氏
ユリ専門家の指導の下で作業します
テッポウユリ球根
もう芽や根が出かかっているものも

まず最初はコソガイ謹製の紙芝居による、「ユリと玉縄小学校のお話」の読み聞かせ。身近な話題に子どもたちは興味津々です。歴史ある自分たちの学校を、日頃から誇りに思っている様子が伝わってきました。

紙芝居読み聞かせ
地域のことはみんなよく知ってるね
聞き入る子どもたち
昔の学校は龍宝寺の中にあったんだって

そして、玉縄で栽培されたユリ球根が外国に渡ってとても高い値段で売れた、と聞くと大興奮。
「大金持ちになれる!」「儲けたお金はどうしたの?」
そのお金は玉縄小を大きく立派にするのに使われたのですよ。

紙芝居表紙
いろんな人が協力して作り上げた紙芝居
外国に渡ったユリ球根
日本のユリは外国で人気でした
立派な小学校に
玉縄小学校はユリと一緒に大きくなったんだね
ユリの育ち方
花が咲くのに4年くらいかかります

その後も、子どもたちはお話の度に歓声を上げ、好奇心いっぱいでユリの種類や育ち方など質問攻めにしていました。みんな、ユリのことだいぶ詳しくなったんじゃないかな。

素手で触らない
球根は直に触らず軍手をはめて
注意して持ち運び
芽を傷つけないようそーっと運びます
ユリの専門家による指導
球根3つ分の深さに穴を掘って植えます

それから植え付け方の説明を聞き、一人ずつ手渡された球根を持ってそれぞれ花壇やプランターの前へ。土に穴を開けてそっと球根を置き、肥料を入れて土を被せて終了です。

鎌倉野菜の農家さんが改良した畑の土を使いました。とてもいい土ですから、きっと元気に育つでしょう。来年の6月終わりごろに花が咲くかな。

球根を穴の中に
これくらいの深さでいいかな?
プランターにも植え付け
プランターはひとつにつき球根4つ
花壇に植え付け
優しく丁寧に土を被せます

玉縄小学校は3年後に150周年を迎えます。その年まで続いてユリの花がいっぱい咲いたら素敵ですね。

ボランティアの皆さん
立派な花が咲くことを祈って

投稿者:プー

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