福祉サービスについて、障がい児・者のことについて、地域の身近な相談窓口として大船高校の近くにラファエル会 地域支援室がH20年4月から開設されました。これは鎌倉市からの委託事業で、開室当初から相談件数は増え続け11月には341件。電話や面談に加え、支援室からの訪問も行っています。相談内容は言葉が遅かったり落ち着きがないといった子どもの気になる様子から、障害者手帳や受給者証の申請の仕方、障がい者の就業やその支援、家族の不安や悩みについてなどなど、障がいとまではいかない部分から教育や福祉サービス、障がい者支援まで多岐にわたっています。
ラファエル会は、もともと鎌倉市関谷で障がい者の通所更生施設「鎌倉薫風学園」や相模原で特養を運営する社会福祉法人。薫風学園の利用者が作ったクッキーなどを見かける人も多いのではないでしょうか。長年の活動を通して、幅広いネットワークの構築と独自の介護支援事業(障がい者に対するヘルパー派遣や移動支援サービス等)を行ってきました。
支援室では相談に対してネットワークを活かし、サービス提供事業所や施設の紹介や学校への連絡などをコーディネートしていきます。担当するのは長年福祉の仕事をしてきた栗田さん。前向きに、時にユーモアを交えて話してくれます。「相談への取り組みにあたって行政のサービスを活用することはもちろんですが、重要なのが民間事業所や医療機関、ボランティアグループの存在なんです。医療・教育・福祉の分野を中心に、ニーズに沿ったサービスがあります。そんなところを紹介し、必要な人に必要なサポートを届けることで対応しているんです。相談者さんと学校に行ったり、医療機関に行ったりすることもしばしばなんですよ。」相談者に寄り添って、地域のネットワークで支えたいという栗田さんの思いがにじんでいます。
地域支援室は、子どもの発達などに漠然とした不安がある場合にも頼れる強い味方になってくれそうです。話すことで問題解決への一歩を踏み出せるのではないでしょうか。どなたでも利用できて料金は無料ですが、予約をしたほうが相談の時間をゆったり取ることができます。
■ラファエル会地域支援室
https://raphaelkai.com/kamashien.html
鎌倉市大船1175 小坂ビル1F [Pあり]
FAX:0467-47-2727
E-mail:tikisien@raphael-kai.jp
相談受付
月〜金 9:00〜18:00
土曜は予約制
コメント