ようやく緊急事態宣言が全面解除になりました。通勤時間の電車の込み方やお店の開店状況、久しぶりに受診したクリニックの混み具合で、「いつもの暮らし」が戻りつつあることを、なんとなく感じる今日この頃。でもここ鎌倉にはもう一つ「いつも具合」を感じられるコトがあります。人の多さと車の渋滞、つまり観光客の戻り具合です。
緊急事態宣言で一斉に自粛が始まると、まちも海もガラガラになりました。うれしいような、寂しいような気分だったものです。今、人出がちょっと戻ってきて町の経済のためにもよかったな、と思うのですが……あれ、なんか、人の動きが以前と違うぞ?
小町通りなどでは人は多いのですが、よく見るとお店の混雑度はさほどではありません。室内に立ち寄る人が少ないのです。一方、若宮大路鶴岡八幡宮前あたりの車の混雑は、天気が良ければ平日でも土日でもいつも以上。10時30分を過ぎると八幡宮に向かっての渋滞が始まり、2時ごろになると今度は帰りの車で逆の渋滞が始まります。なんと戻りが早い! どうやら車で来て、市内にあまりとどまらずに帰る人も多いようです。観光バスはまだほとんど見えないので、お土産物を買う(商店に入る)人が少ないのかも。
緊急事態宣言は解除されたと言っても、いつ第2波が来るかわからない日々。もとに戻るまでには至らず、どうやら気分は様子見。観光に関しては「立ち寄らない、ちょっとのぞくだけの訪問」が多いようですね。これって住人としては、なんだかなーって感じ。
それでも店舗や診療所は、密にならないよう配慮しながら人の戻りを歓迎しているようです。見かけたそれぞれの密にならない対策をご紹介。
レストラン「ジョイア」ではテーブルの間をあけ、消毒剤の設置と、ドアノブ等の頻繁な消毒、窓を開けての換気などを心掛けているそうです。
芋川耳鼻咽喉科クリニックでは、通常の消毒と換気を頻繁に行うほか、患者さんに触れる医療器具は、毎回の消毒を始めたそうです。
湯浅物産館のカフェ久時はテーブル席にアクリル板を、カウンターにはビニールシートを張り、飛散防止に努めているそうです。
鎌倉宮では一組ごとに受け付けて、屋根の付いた屋外の拝殿でご祈祷を行うそうです。郵送祈願も行っています。手水は現在は使用中止。代わって自動の消毒剤を設置し、使えない手水舎はあじさいの花と鎌倉宮のシンボルの獅子頭マスコットでディスプレイされてました。なごむわ~。
人が密にならないことを目指して様々な配慮をしているのは、この時代に良いことだと思います。せっかくだから、歩いて、そんな配慮も楽しんでくださいね♪
投稿者:CanCan
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