玉縄図書館では、鎌倉玉縄に生まれ育ったおじいさんが話す、90年ほど前の地域の暮らしの紙芝居『鎌倉玉縄のちょっと昔のお話し』を広く知ってもらうため、1月6日にむかしばなしに限定したおはなし会を開催します。
この紙芝居、昭和の初めの鎌倉玉縄のこどもの暮らしをエピソードで綴ったもので、地域の物語を描いていた渋谷雅子さんが、玉縄生まれ玉縄育ちの石井さんの話から25年ほど前に制作しました。
その後ほとんど忘れられていましたが、地域史を調べていた私たちコソガイとご縁があって出会い、「ちょっと昔」の地域の様子を伝えていきたいと、玉縄図書館の協力、地域のパン店のベッカライジーベンの協賛をいただき、構成しなおして新たに制作し、今年の8月に完成して玉縄図書館に寄贈しました。
実はその際に、図書館でもお話し会として上演されましたが、コロナの規制もあり、多くの人に見ていただく、というわけにはいきませんでした。
今回のむかしばなし大会もwithコロナの状態ではありますが、上演の回数を増やすとのことで、少人数に分かれて皆さんにもお楽しみいただけそうです。鎌倉むかし物語も展示している中、玉縄図書館の読み聞かせや素話の名手の演じるさまざまな昔語りとともに、山深い玉縄の昔の話もお聞きいただき、今より不便だったけどゆったり時間が流れていた頃のことに想いを寄せていただけたら幸いです。
(コソガイ CanCan)
■玉縄図書館むかしばなし大会
日時:令和5年(2023年)1月6日(金曜日)各回20~30分程度
(1)11時から (2)14時から (3)15時から (4)16時から
対象:小学生くらいから大人まで 各回先着8名まで
*申込は不要です。
内容:『鎌倉玉縄のちょっと昔のお話し』(紙芝居)のほか素話などで昔話をします。
お問い合わせ:玉縄図書館 0467-44-2218
コメント