発達につまずきのある就学前のお子さんのための園。幼稚園のように週5日スクールバスで登園して、母子分離で集団生活を過ごします。ゆったりとしたスケジュールと手厚い援助で、子どもたちの小さな芽を見逃さずに伸ばしてくれます。
カリキュラムは4月から3月までの1年単位、現在1クラスは約10名。年齢も発達段階も様々な状態の子が随時入れ替わるため、クラス分けの明確な基準はありません。毎年、全体のバランスを考えながら決めているそうです。
毎日の日課はお昼寝もあって、保育園にも似ています。
昼食は完全給食。全員が楽しく安心して食事ができるように、アレルギー、摂食機能、こだわり等に個別に対応しています。食後には一人一人丁寧に歯磨きしてくれます。
メインの活動は子どもたちが楽しみながら参加できる遊びです。手遊び、身体遊び、リトミックなどのほか、近所を散歩したりバスに乗って海や山へおでかけしたり。基本はクラス単位ですが、全体合同の親子あそび(月曜日)、年齢・ハンディの質などで分かれるグループ活動(火曜日)なども毎週行われています。
遠足・運動会などの行事は親子で参加。面談や懇談会の機会が多く、保護者の自主的な会である「父母の会」でも情報交換の月例会を開いています。
卒園後の進路は、養護学校・障害児学級・通常学級と様々です。途中退園して幼稚園や保育園へ行く子もいます。進路についてあおぞら園から指示されることはなく、あくまでも保護者の判断です。保護者の希望があれば引き継ぎもしてくれます。
対象 | 知的発達につまずきのある幼児(2才頃〜就学前) |
定員 | 30名 他にリハビリ部門に在籍する子の通園 若干名 |
クラス編成 | 3クラス+肢体不自由児1クラス |
保育者 | 保育士・児童指導員 1クラスにつき4〜5名 |
通園日 | 毎週月〜金の5日間 夏休みは約半月、冬・春休みは約1週間ずつ |
保育時間 | 10:00〜15:00 一時保育として、事前申込で8:30〜17:00まで延長可 |
費用 | 児童発達支援事業として利用料の1割が自己負担 世帯所得に応じて月間上限額あり 3〜5歳児は幼児教育・保育の無償化の対象 |
申込窓口 | 鎌倉市発達支援室(23-5130) |
運営 | 鎌倉市指定管理者制度により(福)県央福祉会に委託 |
0467-32-0739
鎌倉市笛田2-38-20 地図は>>こちらをクリック!
京急バス「若松」下車徒歩6分、「鎌倉山」下車徒歩7分
江ノ電ミニバス・教養センター線「笛田3番」下車徒歩3分
広いプレイルーム。カーペット敷きで床暖房付き。身体を使って遊べる大型教具がいろいろ。園庭も広々しています。
左)親子あそびで使う手遊びうた。
右)教材室。専門的な教材教具の他、プラレールやままごとなどオモチャがいっぱい。
お部屋の様子。一人一人の引き出しや棚は下駄箱と同じマークが大きく書いてあってわかりやすい。カーテン向こうの押入にはお昼寝布団。
取材:2005年12月
一部更新:2022年11月
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